最近の派遣社員の意識やスキルというのは本当に低くなってきたのでしょうか?というのは、最近来てもらっている派遣社員の仕事の失敗が非常に多く、教育係をしている人はその度に上司の人に怒られてしまうため、交代してもらうことを考えているそうです。しかしながら、人事の人に話してみた結果、最近は優れた派遣社員の囲い込みや直接雇用への切り替えが進んでおり、人材を依頼しても適したレベルの人を派遣してくれない、最悪の場合には紹介さえも困難であると言われる場合もあるそうです。実際に長年に渡って派遣社員の仕事をしている人は、自分だけでなく派遣社員の仲間も常識はもちろんあり、正社員と同じように頑張っているため、どうして意識やスキルが低くなってきたのだろうと思ってしまうそうです。現在は以前と比較して、意識やレベルがそれほど低下してきているのでしょうか?
確かに最近の派遣社員のスキルや意識は以前と比較すると、低下してきていると思っていいでしょう。しかしながら、これは安定志向が不景気によって高まっている中において、理由が何かない限り派遣社員の仕事をする人は非常に少ないのではないかと考えます。実際に派遣社員の人も、直接雇用が前提の紹介予定の派遣の仕事でない限りは、全て派遣の紹介は断っているそうです。一生懸命に仕事を頑張っておりスキルに自信を持っている人や責任感がある人であれば、なおさらであると思います。
現在の法律においては、雇用形態で派遣社員というものは全面に会社側のメリットが出されている状態で、応募者の派遣社員たちにとっては大きなリスクがあります。そのため、仕事をいい加減に行ってしまう人がいたり、スキルを満足する人がいなかったりするのもある程度仕方がないことかも知れませんね。
また、スキルや意識が低下しているということで、派遣社員を交代してもらうこともあるかも知れませんが、これは賭けではないかと思います。現状では、スキルのある人が派遣社員として来る可能性や会社の事情などから、派遣社員を敢えて希望する会社も多くあります。しかしながら、スキルのある人が派遣社員として来る可能性は絶対ではなく、可能性が僅かにある程度ではないかと思われます。