派遣社員がスキルアップするためのポイント
派遣社員の場合には火消しやデスマなど、問題のあるプロジェクトや修正対応を頼まれる場合がありますが、これではスキルアップには繋がってきません。そこで、スキルアップするためのポイントについてご紹介しましょう。
1つ目のポイントは、いろいろな職種を派遣会社は準備しているため、上手に利用することです。営業事務や秘書、経理などの事務系、翻訳や通訳などの語学系、開発や研究、金融関係やプログラマーなどの職種がいろいろあります。派遣会社に登録するのみで、これまで経験したことがない仕事を行うことができます。派遣会社の中には、経験が無い人でも仕事ができるように、仕事について事前に研修や基礎知識について教えてくれるところがあります。ある程度のスキルが、仕事を始める前にできるため安心です。さまざまな業種を経験していく上で、自分でも予想していなかったような才能を見つけることが可能です。
2つ目のポイントは、直接雇用より、派遣社員の時給は高くなることです。派遣社員の場合は、会社にその仕事のプロとして出向いているため、割高の賃金になります。また、直接雇用では、拘束時間がやむを得ず長くなったり、休日出勤になったりする場合もあります。しかしながら、派遣では、曜日も時間も決まっているため、融通ができます。このため、スキルアップができるようになります。時給が高く融通が利くため、資格を取得したり、勉強を通信教育で行ったりすることが可能なのです。実際、一般事務を以前にしていた女性は、時間を派遣社員になってやりくりした結果、ネイルアートの資格を取得したそうです。
3つ目のポイントは、派遣会社が行っている研修などは割安、あるいは無料になっているため、これを上手に利用することです。メール作成や英語での電話対応などをマスターできたり、パソコンの基本操作が学習できたりするものなどもあります。このようなものが、スキルアップの方法です。
しかしながら、主体的に自分で行動しないと、スキルアップは困難と思います。主体的にマスターしていこう、と考えて取り組み始めると、案外と上手くいくと思います。また、現在、派遣制度が見直しされているそうですが、そうすれば、現在以上に派遣が選択しやすくなるでしょう。