派遣の移動頻度ですが、これは採用される企業の契約内容によります。本社勤務で採用されていれば移動はありませんし、支店が多い会社の場合だと、数ヶ月おきに支店を移動になることもあるようです。ただし、その場合は、契約内容に移動の項目が盛り込まれますから、本人の承諾なしに移動になるようなことはありません。移動の多い職種というのがありますから、移動したくない人は注意が必要です。派遣の移動頻度は、それほど多いものではありませんが、多くなると契約内容が変わる場合があります。
近くの勤務地を紹介してもらえれば通勤はラクですけど、仕事内容や勤務時間、給料とかその他の条件を考えたときに、勤務地が遠くても仕方がないと思える場合があります。条件をしぼりすぎると、紹介してもらえる仕事が減ります。時給が安くても近くがいいのか、仕事内容が希望に合えば遠くても我慢して通えるとか、判断基準は人それぞれでしょう。
勤務地を固定にして、同じ場所で働きたいという人のために、「勤務地固定」を条件にした派遣先を探すことができます。勤務地が固定なら、ほかの勤務地で働かされるようなことはないでしょう。ただし、職種や勤務地が限られているので、その職種が希望の人ということになります。
遠い派遣先の勤務地として「海外」の場合があります。海外に勤めたいという人は、海外派遣で探してみてください。また、派遣先の業務で出張の必要が生じた場合には、海外出張もありえます。ただし、海外への旅費については上限があるようなので、派遣会社にご確認ください。
派遣の通勤費用については、派遣会社により異なります。全額支給のところは少なく、時給に交通費が含まれている場合が一般的です。全額ではなく、一部しか支給にならないところもあるので、上限を確認してください。勤務地が自宅から近ければ、交通費はそれほど気になるものではありませんが、遠い場合は時給と交通費を比較してトータルで決めた方がよいでしょう。
交通費は、月10万円まで「非課税」となっています。しかし、時給に交通費が含まれている場合は、所得税がかかるので二重課税ということになります。取り戻すためには確定申告をしなければならず、面倒ですから交通費が別に支給となっているところがよいでしょう。